ミスト保湿浴のススメ
キレイになるために知っておきたい!入浴の効果
仕事、家事、子育てなど、忙しい毎日の中で、いつもイキイキ、ハツラツと過ごすのは至難の業。知らず知らずにストレスが溜まってしまいがちです。おまけに、女性の身体はとってもデリケート。幼少期から思春期、更年期など、年齢とホルモンのバランスによって、さまざまなトラブルに悩まされる人が少なくありません。身体の冷えやコリ、腰痛、便秘、吹き出物などのお肌のトラブル、不眠やイライラ。突然訪れるさまざまな症状は、ストレスとホルモンが大きく影響しています。元気な毎日を過ごしていくためには、自律神経のバランスを整えリラックスすることが大切。1日働いた心と身体をホッと休ませ、疲れを翌日に残さないこと。そのための最も手軽な方法が、毎日の入浴です。
毎日の入浴で、心身ともにリラックス
おふろには、さまざまな効果があります。お湯のあたたかさが身体の新陳代謝を促す「温熱効果」、水圧によって血行を良くし、身体のコリや冷え、足のむくみなどを解消する「静水圧効果」。ただし、お湯の温度によって、神経に及ぼす効果が異なります。42℃以上の熱いお湯は「活動」をコントロールする交感神経に働くので、身体をシャキッとさせたいときに!逆に、38〜40℃のぬるめのお湯は「リラックス」をコントロールする副交感神経に働くので、心を落ちつかせたいときにおすすめです。
なお、熱いお湯につかるときには、身体への負担を考えて5分以内にしましょう。
また、入浴前にはしっかり洗顔を!メイクを落とし、毛穴を開きやすくしておきましょう。
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女性の身体と入浴の効能
身体にやさしい入浴スタイル
オーソドックスな「全身浴」の効能と注意事項
浴槽に全身つかって、の〜んびり! これが、いままでの入浴の標準的なスタイルだった「全身浴」。お湯の「静水圧効果」により、コリやむくみを解消してくれる効果があります。でも、全身に水圧がかかるため、肺や心臓などに負担がかかるのが難点。また、「全身浴」でリラックス効果を高めるためには、42℃以上の熱めのお湯に入るのは避けましょう。肌がふやけるほど浴槽に長くつかりすぎるのもおすすめできません。特にお年寄りや高血圧の方はご用心!
おなじみになった「半身浴」の効能
そこでおすすめしたい入浴法が、おなじみになった「半身浴」です。38〜40℃のぬるめのお湯に、下半身をできるだけ伸ばして、みぞおちあたりまでつかりましょう。下半身からじんわり身体の芯まで温まり、15〜20分もすると驚くほど汗が流れてきます。身体へ負担をかけずに血行がよくなり、スムーズな発汗で新陳代謝が促され、心身ともにスッキリ!寒い季節には、肩に乾いたタオルをかけると上半身のひんやり感を防げます。なお「半身浴」でも、次に紹介する「保湿浴」をプラスすれば上半身が寒くなることはありません。
最新のスタイルは、発汗がスムーズな「保湿浴」
「全身浴」よりスムーズに新陳代謝を促す「半身浴」。 その効果を、さらに高めるのが手軽にエステ気分を味わえる新しい入浴スタイル「保湿浴」です。ミストとは霧のことで、体温より少し熱めのお湯を浴室内や、直接全身に霧状に噴射して、バスルームを暖かく高湿度の状態にして楽しむ入浴法です。高温で乾燥した一般的なサウナとは異なり、浴室全体が水分で覆われるため、肌や髪へのダメージも少なく、うるおいを保ちながら新陳代謝を促すことができます。お肌は無数の水滴によって包まれている状態ですから、汗腺が短時間でゆるみ、老廃物の排出がさらにスムーズに…。何より、冬でも上半身の寒さを感じることなく全身の血行が高まりますから、湯あがり後もポカポカです。
肌のうるおいは、入浴法によってかなり異なってきます。
「半身浴」+「保湿浴」が最も発汗を促すスタイルとして注目されています。
美容と健康に効く!! 発汗の効果
いい汗かいて手に入れよう!すこやかボディとしっとり美肌
気持ちのいい汗、かいてますか?
最近、いい汗をかいてますか? 1年を通じて、エアコンの中で過ごすことが多くなった現代人は、汗をかきにくくなったといわれています。汗をかかないと、身体の中には老廃物が溜まって、なんとなく調子が悪い、身体が重いということに…。体調の維持には適度なスポーツがおすすめですが、これは運動による発汗で老廃物が排出され、血液をキレイにしてくれるためです。また、汗は体温や体内の水分量を調整する役割も担っています。汗をかきにくい人は、身体に熱がこもって自律神経のバランスを乱したり、余分な水分によりむくんだりすることも少なくありません。健康のためには、発汗を習慣にすること。すぐに始められるウォーキングなどの運動で、毎日、いい汗をかくようにしたいものです。
乾燥肌もオイリー肌も、発汗で美肌に
部屋の中ではエアコンのおかげで汗が出ない、外では化粧崩れが気になるから水分は控えめにして汗を抑える。毎日運動するなんてとてもムリ!そんな汗かきベタな人は、毎日のおふろタイムをいい汗をかく時間にしましょう。汗かきベタは身体によくないだけでなく、美容の大敵でもあります。水分を抑えて汗をかかないお肌は、カラカラの乾燥肌に。美しいメイクを崩さないための努力が逆効果になってしまいます。逆に、テカテカのオイリー肌の人は、皮膚全体に老廃物がたまりがち。とくに毛穴の奥や小鼻のまわりなどは、発汗が少ないと汚れが残ってしまいます。肌のタイプは違っても、汗をかいて皮膚の老廃物を押し出す習慣が美肌をつくる秘訣(ひけつ)。おふろでも汗が出にくい人は、入浴前にミネラルウオーターやスポーツドリンクを飲んでおくと発汗を促せます。
汗をかきにくくなったのは何故?
人間の汗腺の数は、全身に200〜500万個あるとか。熱帯・寒帯などの地域や育った環境によって違いが出てくるのですが、体温調整を図ってくれる「能動汗腺」の数は生後2歳頃までに決まるといわれています。それまでにしっかり汗をかかないと、汗腺の数が増えず汗をかきにくくなってしまうのです。快適なエアコンに頼って、赤ちゃんに汗をかかせないのはよくないというわけです。ちなみに、汗かきベタはクーラーやエアコンが普及した1970年代以降生まれの人に増えているとか。体質改善には運動や入浴などで汗をかいて、「能動汗腺」の機能を復活させることがポイントです。
極上バスタイム
「半身保湿浴」、それとも「保湿浴」?
スムーズに発汗する2つの入浴法
最新の入浴スタイル「保湿浴」は、従来の「全身浴」や「半身浴」以上に、スムーズにしっかり汗をかける方法です。ただし、おふろの温度やミストの浴び方、入浴時間によって汗の出方が違ってきます。血圧や体温の上昇と、身体への負担が少なく、「全身浴」の約1.5倍以上の汗をかける次の2つの保湿浴がおすすめ!
「38℃のお湯で半身浴」+「ミストを浴びる」 入浴時間10分
38℃のぬるめのお湯に、半身浴で10分。
身体への負担が少なく全身がスッキリします。血圧の変動も少なく、短時間でたっぷり汗がかけます。
浴槽につからず、 ミストも直接浴びない入浴法。
浴室いっぱいのミストに包まれて サウナ気分でどうぞ!一般的なサウナと違って息苦しくなく、 熱さが苦手な方にもおすすめです。
おふろビューティー・チャート
さあ、今日から始めましょう!ミスト美人になるABC
上手に汗をかくためのビフォー・アフター
健康と美容に効果がある「保湿浴」は10分入るだけでも、スムーズな発汗があり、身体も心もスッキリ!キレイになるために、上手に入ってくださいね。
1.寒いところから急に熱いお湯につかると、心臓に負担がかかります。
入浴前にスイッチオン。浴室を暖めておきましょう。室温が38〜40℃のお湯と同じ程度になったら最適温度です。
2.入浴前には、ミネラルウオーターやスポーツドリンクなどを飲んで、しっかり水分を補給しましょう。
スムーズに汗をかくための秘訣(ひけつ)です。汗かきベタの人はお忘れなく。
3.メイクをしたまま入浴すると、スムーズな発汗の妨げに。
クレンジングと洗顔は丁寧に行い、あらかじめ肌の汚れを落としておきましょう。
おだやかなミストに包まれる保湿浴。
10分もすると予想以上の汗が出てきます。スキンケアやシェイプアップにも絶好です。
5「保湿浴」でしっとりした美肌を保つために、入浴後はたっぷりの化粧水や保湿クリームを。
汚れが洗い流されたお肌に、パックやマッサージなども効果的です。
6.心身ともにスッキリしたおふろあがり。暖まった身体を冷やさず、リラックス気分を高めるのにおすすめなのがハーブティー。気分を鎮め、心地よい眠りを誘ってくれます。
おふろでエステ
のんびりバスタイムは、絶好のスキンケアタイム!
手に入れよう!すべすべ卵肌
スムーズな発汗を促す「半身浴」+「保湿浴」。下半身をお湯にひたし、ミストに包まれながら過ごす20分間は、1日の疲れを癒す極上のリラックスタイムです。
この時間は美容にとっても最適な時間。
じんわり出てくる汗と皮脂が混じりあって、いわば天然のクリームの役割を果たし、肌にうるおいをもたらしてくれます。バスタイムは、キレイになるための絶好のスキンケアタイムでもあるのです。
おすすめしたいのは「リンパ管マッサージ」。
顔の周辺にはリンパ節が集中していて、血行がよくなるとリンパの流れもスムーズになります。リンパ管に沿ってマッサージすれば、むくみがとれてスッキリとした顔に。乾燥しがちな目元のクマやくすみなどの解消にも効果があります。
キュッと小顔にうるるん瞳
顔全体のエクササイズもおすすめ。顔の皮膚の下にある筋肉「表情筋」を鍛えて、しわやたるみを防ぎましょう。 顔の右半分、左半分を交互にくしゃくしゃに動かしたり、右目を見開き、左目は固く閉じるなど、顔や目元の筋肉を大きく動かす運動を続けると、顔のラインがキュッと引き締まってきます。
また、テレビやパソコンなどで疲れた目も、ぜひ休ませて。絞ったあたたかいタオルを目に当ててアイパックすると、目の疲れがとれて、うるるんと輝く瞳を取り戻せます。
毎日の入浴で、心身ともにリラックス
おふろには、さまざまな効果があります。お湯のあたたかさが身体の新陳代謝を促す「温熱効果」、水圧によって血行を良くし、身体のコリや冷え、足のむくみなどを解消する「静水圧効果」。ただし、お湯の温度によって、神経に及ぼす効果が異なります。42℃以上の熱いお湯は「活動」をコントロールする交感神経に働くので、身体をシャキッとさせたいときに!逆に、38〜40℃のぬるめのお湯は「リラックス」をコントロールする副交感神経に働くので、心を落ちつかせたいときにおすすめです。
なお、熱いお湯につかるときには、身体への負担を考えて5分以内にしましょう。
また、入浴前にはしっかり洗顔を!メイクを落とし、毛穴を開きやすくしておきましょう。
1.4本の指で、口元から鼻、目元を通り、耳付近のリンパ節へ流し込むようにさする
2.頬の内側から外側へ、大きな円を描くようにアゴのリンパ節へマッサージ
3.目元から両耳に向かってさする
アロマバスを楽しもう
こまかい無数の水滴に包まれる「保湿浴」のリラックス効果を、さらに活かしたいときおすすめなのがアロマ(香り)です。日本で昔から親しまれてきた「薬湯」と同じように、ヨーロッパでは植物から抽出したエッセンシャルオイルをおふろに入れる「アロマバス」が楽しまれてきました。湯気とともに広がる香りが自律神経や内分泌系、免疫系を刺激して、人間が本来持っている自然治癒力を高め、心身のバランスを整えてくれるといわれています。さまざまな植物のオイルを浴槽に数滴垂らすもよし、乾燥ハーブを布袋やティーバッグに入れてポンと放り込むもよし。サクラやショウブなどの季節の花や葉、レモンやミカン、ユズなどの果実など、身近な素材で手軽に「アロマバス」を楽しんでみましょう。
その日の気分や体調によって、たとえばこんな香りを楽しんでみてはいかが?
アロマのミストに全身包まれて癒されます。
●疲労回復:ローズマリー、ベルガモット
●ぐっすり眠りたい:ラベンダー、カモミール
●肌をキレイにしたい:ローズ、サンダルウッド
●便秘気味:ブラックペッパー、カンファー
●肩こり・筋肉痛:ラベンダー、マジョラム
●冷え性:ジュニパー、ブラックペッパー
●二日酔い:ローズ、フェンネル
五感に働きかけるグッズ
視覚
照明は蛍光灯より白熱灯を。やさしい灯りが気分を落ち着かせてくれます。
気分を鎮めたいときは、入浴剤を寒色系に。
嗅覚
椅子や桶などをヒノキ製品に替えてみましょう。
触覚
さら湯のピリピリ感は、入浴剤で解消!
聴覚
防水ラジカセで、ヒーリング音楽を。
味覚
汗をかいたら、十分水分を補給しましょう。
夏のミスト&冬のミストサウナ
ひんやり気持ちいい!
蒸し暑い夏のクールダウンには「冷水ミスト」
不快指数が高まる蒸し暑い梅雨時や、眩しい日差しにさらされる真夏日などには、身体はぐったり疲れています。そんなときには、「冷水ミスト」がおすすめ!ひんやり冷たく、こまかな水滴と涼風が火照った身体を包み込んで、汗の不快感をやさしくリフレッシュしてくれます。
寒い冬には「ミストサウナ」を入れてあったか
寒い冬、おふろに入るのがちょっと面倒になるのは、浴室が寒いせいかもしれません。寒い脱衣室で服を脱いでゾクッ!浴室に入ってもゾクッ!そこで、いきなり熱いお湯につかると血圧が急に上がって、健康によいとはいえません。特に、お年寄りや高血圧の人は気をつけたいものです。そんなときは、入浴前に暖房をスイッチオン!約15分でミストが浴室全体を暖めてくれます。今までの暖房は床や壁が暖まりづらかったのに、ミストの暖房ならお湯張りしている間に、床や壁もしっかり暖まります。