
国民生活センターが公表しているデータによると、毎年5000件以上の外壁塗装被害相談があります。その多くは、在宅が多くなる高齢者の方が被害に合うケースの割合が多いです。
●訪問販売
「近くで外壁塗装しているので無料で点検しますよ」「すぐに工事しないと危険ですよ」と突然訪問してきて、不安を煽ったり「今契約したら安くなりますよ」などと急かして言葉巧みに契約を交わす場合は要注意です。また、最近では「火災保険を使って無料で雨漏り修理ができます」や「火災保険を使ってお金をかけずに屋根工事ができます」といった言葉文句も多いです。
しかし、火災保険が使えるのは「災害によって外壁・屋根に補修・塗装などが必要になった場合」のみです。 経年劣化や施工不良によるものは火災保険の対象外です。
●高額値引き
「この日までに契約すれば50万円以上ものの値引きをしますよ」「足場代を無料にしときますよ」「今ならモニター価格で安くできます」といった言葉には注意が必要です。
これらは最初の見積もりから大幅値引きを見せることで、お得感を演出する一つの手です。
また見積もりの内容が細かく記載されているかは必ずチェックして下さい。どんな塗料を使うのか、付帯工事はどこまでか(雨樋や雨戸、軒裏など)等々
また、訪問販売で誤って契約してしまった場合は、契約した日から8日間以内であれば契約を解除できるクーリング・オフ制度を利用できます。
●会社の信頼
きちんと資格を持っているか、基本的な会社の情報は必ずチェックしましょう