こんにちは、エルエザインの恒松です。 今は代表兼現場監督担当ですが、地元倉敷を中心に35年ほど大工を現役でやっていました。そんな僕にできることは、リフォームを考えている地域の方に正しい知識を持って理想の住まいを叶えてもらうために情報発信をすることだと思います。インターネットで検索すれば似たような記事が出てきますが、それは本当にリフォームをしたことがある人が書いているものでしょうか?最近はAIで文章を書いているブログもあるそうです。大工経験とリフォーム経験がある僕ならプロ目線で皆様に正しい情報を伝えられるのではないかと思い、拙い文章ですがブログを通してお伝えして行ければと思います。
今日は「我が家もそろそろリフォーム?」という方に、リフォームを始める際に考えるべきポイントをお伝えします。 マンション・戸建てどちらの住まいにも参考になると思いますのでぜひ見ていただけると幸いです。
1.リフォーム目的を明確にする
まず、なぜリフォームをするのか?リフォームで暮らしのどんな問題を解決したいのか? というような目的を明確にしましょう。
- 【快適性の向上】断熱性を高め一年を通じて快適に過ごしたい・収納が少ないので増やしたい。
- 【機能性の改善】古くなったキッチンや浴室・トイレを最新の設備に変えたい。
- 【資産価値の向上】耐震・太陽光発電、蓄電池・スマートホームの導入など。
- 【将来的な不安】手すり、段差解消でバリアフリーに、ヒートショック対策などで将来に備えたい。
等々、具体的には多くの方がこんな目的を持ってリフォームをしています。
2.リフォーム予算や条件を設定する
リフォームには費用がかかります。内容やご家庭により予算はピンキリです。
以下の点を考えながら予算を設定しましょう!
- 【材料費】高品質な材料を使うとコストが上がりますが、耐久性も向上するのでメンテナンスの回数も減ります。使用目的や耐用年数に合った材料を選ぶ必要があります。
- 【工事費】職人の施工費(作業費)です。職人の技術や経歴などから会社によってまちまちです。
信頼できるリフォーム業者を探し、依頼することが重要です。 外注に出していると中間マージンがかかるので、自社に大工がいるかどうかも費用を抑えるポイントです。
- 【予備費】工事が始まってから追加工事を依頼される事がよくあります。
多くの場合はここも直せる?や、ついでにこれもお願いなどのついで工事が大半です。
満足できるリフォームを行う為には、あらかじめ追加工事にかかる費用も想定しておくと安心です。気になるところは全部伝えて見積もりをしといて、優先順位でやるやらないで精査していくのも1つの手ですよ。
しっかり現場調査は致しますが、いざ工事が始まって下地をめくると「水漏れしていた」「シロアリがいた」「腐食していた」など予想外の状況から予算が上がる場合も100%ないとは言い切れません。現に年に数回はこの事例が発生しています。この場合、必ず施主様へ状況の説明と今後の提案をし同意がない限り追加費用が請求されるということは一切ございませんのでご安心ください。
3.リフォームの優先順位を決める
あれこれとやりたい事やこだわりがあっても、すべてを一度にリフォームするのは難しい場合があります。優先順位をつけて、不満や悩みが1番大きい部分からリフォームを始めましょう。 また、事前にご家族で話し合うことも大切です。気づかなかった住宅の不具合等を知ることもできます。
- 優先度高【緊急性】ライフライン設備の修理は日常生活を過ごす為に最優先です。
(水漏れしている・お湯が出ない・トイレが流れないなど急いでいるパターン)
- 優先度中【安全性】老朽化した配管や電気系統の交換は安心して暮らすには重要です。
(10年以上経っていてそろそろ替え時、寿命かもというパターン)
- 優先度低【快適性】現在のライフスタイルに合わせた空間や最新の設備など快適に暮らせる為の(キッチン、浴室・トイレ・洗面所などの水まわりや過ごす時間が長いリビング)リフォーム改修、ワンランクアップの為のリフォーム
4.リフォームの専門家に相談する
自分で思い描いた理想のリフォームプランが実際に実現可能なのか判断できませんよね?夢を現実にするにはリフォームの専門知識が必要です。そこで知識やリフォーム実績を持った信頼できるリフォーム会社に相談し、プロの意見を取り入れましょう。
★信頼できるリフォーム会社選びは後日更新するブログ記事にて詳しく説明しますのでご覧ください!
エルデザインでは、いつでもリフォーム無料相談や現場調査を行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
5.リフォーム計画を立てる
リフォームの計画を立てる際には、以下の点を考慮しましょう
【スケジュール】リフォームにかかる期間を確認し、生活に支障が出ないように計画を立てましょう。
例えば、お風呂のリフォームはシャワーだけでも対応できる夏場に行う。窓や玄関リフォームは寒さや暑さが気にならない春や秋に行うなど。季節を考慮し生活に影響が出にくい時期を選ぶことも大切です。 また、水や電気が使えない時間は工事前に予め担当よりお伝えいたします。
【商品(設備)の選定】お風呂やキッチンなど設備1つをとってもたくさんのメーカーや種類があります。その中から家庭にあった設備を選ばなければならないのでとても大変ですが、私たちは予算やこだわりなどお伺いし、提案させて頂きますのでどれがいいのかわからない!という心配は不要です。ある程度目星がついたら実際にショールームで商品を見たり触れたりすることもおすすめです。
完成イメージが湧きますし、完成後に見て色がイメージと違ったとがっかりすることも減りますから。さらには専門のアドバイザーがマンツーマンで商品の使い方等を教えてくれるのでそんな使い方もできるの?と発見やお役立ち情報も学べて楽しいですよ。
【デザイン】自分の理想のデザインを具体的にイメージし、専門家に希望を伝えましょう。
最近ではインスタグラムを参考にこんなイメージでやりたいとお伝え頂くことも多いですよ。
特殊な建材や海外製品・特注サイズ品・工芸品などは納期が通常よりかかる場合があるので注意が必要です。
6. 環境に優しいリフォームを取り入れる
リフォームの際には、環境に配慮した材料(自然素材)やエネルギー効率(省エネ)性能の高い設備を選ぶことも大切です。これにより、長期的にはコスト削減にもつながりますし、廃棄物の削減にも繋がります。
- 1. 省エネリフォーム
【断熱材や高性能窓の導入】壁や床、屋根に断熱材を取り入れ、室内の温度を保つことで冷暖房に使うエネルギーを削減します。
省エネ設備の導入:エネルギー効率の良い給湯器(エコキュートやエコジョーズ)に交換することで、電気代の節約とCO2削減に貢献します。
- 2. 自然素材の使用
環境に配慮した材料(自然素材)とは、無垢材や竹材のことです。こうした素材はリサイクルもしやすく、自然にも人間の体にも優しい再生可能な自然素材です。
- 3. 水の節約
【節水型設備の導入】節水シャワーやトイレ、洗面台を導入することで、水資源の使用量を減らします。
【雨水タンクの設置】雨水を貯めて、庭の水やりやトイレの水に再利用するシステムも環境に優しいです。
このように住まいの快適さを維持しながらも環境への負担を減らすことができます。
リフォームを始め、中古住宅を購入してリノベーションすることや古民家再生は環境に優しく思い出の詰まったおうちに長く住み継ぐ為の選択の1つですね。
リフォームは大きな決断ですが、計画的に進めることで将来的に光熱費の削減でお得になります。また家の価値の向上や長く住める住まいになります。
たくさん書きましたが参考になりましたでしょうか?リフォーム成功の鍵になれば幸いです。
次のブログでは
リフォーム会社を選ぶ大切なポイントをお伝えします。
ブックマークなどに入れてまた見に来てくださいますと励みになります!
リフォームや住まいについて何かご不明な点がありましたら、いつでもエルデザインにご相談ください。
恒松
プロフィール 〈保有資格〉2級建築士:宅地建物取引士:住宅リフォームエキスパート 増改築相談員etc・・・見た目は頼りないですが、頼りになる男です!!私自身も35年以上大工をやってきました。その知識と現場での経験をふまえてご提案させて頂いています。どんな事でも遠慮なく相談して下さい。