2024年06月10日
20年ぶりに新しいデザインに変わるまで残り1ヶ月を切りましたね。
紙幣に使われる原料には、和紙の原料にも使用されるみつばたやアバカ(麻)などを使用して作られています。お札は不特定多数の人々に触れるため、上質な手触りでありながら柔軟かつ高耐久でなければいけません。そういった条件をクリアしているのがこの原料なんです。
みつまたは淡い黄色い花をつけるのが特徴です。
みつまたは落葉低木の常緑樹で枝が3本に分かれて伸びることから「みつまた」と名前が付けられました。
岡山県・兵庫県・徳島県・島根県・山口県など中国地方での生産が主に行われ、その中でもトップシェアを岡山県が誇っていました。
ところが、地域の過疎化・高齢化・後継者不足などの理由から全体数では2001年約563tだった国内生産量も、2023年には約28tと20年の間で減少の一途を辿っています。2016年時点では約9割がネパールや中国からの輸入分でまかなわれています。
かつてのように国産の「みつまた」で、紙幣の原料として生産できるよう活動している方々がいます。
ふるさと納税で街を応援することも一つの手ですね!!
以上、エルデザイン広報のながちゃんでした( ´∀`)